spielplatz マラソンマッチ6〜10日目

 GW中ですが〜

 

「やさい畑」 Kraut & Ruben、Kosmos、G.Fenchel作、3-5人、10歳以上、30分

値段テーマ性丁寧さインスト待ち時間再プレイ 青≫良 緑≫微妙 赤≫否

 このゲームはドイツのボードゲームをやり始めた頃にプレイする機会があり、大分衝撃を受けたゲームです。
 その後、探しまくって見つからず、ドイツのSpiel'02辺りで手に入れた記憶があります。だって、ずっとほしかったんだもんよ。
 そこまでのゲームかどうかは人それぞれですのでご自身での判断を〜。

 さて、概要〜。
 上の写真では既にプレイヤーの手元にミニボード(畑)があるのですが、最初はありません。全ての畑は上にやさいのタイルが乗っていない状態でテーブルの中央に置かれています。もちろん、誰のものでもありません。
 で、ゲームを始める前に各プレイヤーレシピ(上の写真では畑の横にある数字の書かれているアレ)を1つ持ちます。他のプレイヤーには見せません。
 そのレシピにはこう書いています。
 「あなたの畑には以下の特性があるのですよ。
1.得点の基準となる野菜は「トマト」です。これは得点にならないのだけれど、他の野菜の得点に関係しますよ。
2.アスパラガスはトマトが2つ植えられていれば1つ2点になりますよ。トマトが4つ以上だと1点にしかなりませんよ。
3.にんじんもトマトに影響されますよ。もちろん、得点となります。
4.レタスはダメ。マイナス点です。

 この他に雑草やらありますけど、割愛します。

 さて、こういうレシピを見ればピンと来る人も中にはいるかもしれませんが手番説明を。
 手番には袋からタイルを引きます。タイルには先ほどの野菜や雑草が入っています。おまけで野菜を食べてしまうカタツムリなんてのも入っています。
 タイルを引いたら好きな畑にタイルを配置します。
 その後に、畑の確保を行ってよいとなっています。
 各プレイヤー確保できる畑は1つです。つまり、取ったらそれまでその畑で得点計算を行うこととなるのです。あと、前文に書いていますが、タイルの配置は誰の畑でも構わないので、早い目に取ると、入らないものをびしばし植えられる可能性があります。

 狙っている畑はあるのだけれど、それをいつ確保するか。そして、その狙っている畑に如何にマイナスの野菜を置かれないように言葉巧みに工夫するか(つまり、他の畑に利点やらを上げて目をそらせたり(笑)) その辺りがゲーマーの腕の見せ所でしょうか。
 引き次第とか言われそうですが、他のプレイヤーの畑に置けますし、確保のタイミングが本当に重要ですし、その辺りを考慮するとどんどん運の要素が下がって、大変ちょうどよいゲームとなっていると思います。
 んが、畑の引き取りのタイミングが非常にシビアですので、ゲーマーとあまりゲームをプレイしない人との差が顕著に表れるのも事実です。
 そう言う意味ではインストでその差をカバーしにくい部分もあるので、プレイするのは同じようなプレイヤーが集まった時にやるのがいいかと。
 いや、鍛えるために上手いゲーマーとやるのも1つの手かもしれません。

 まあ、色々言っていますが、本当に好きなゲームの1つです。

 

「バトルライン」 Battle Line、GMT、R.Knizia作、2人、10歳以上、20分

値段テーマ性丁寧さインスト待ち時間再プレイ 青≫良 緑≫微妙 赤≫否

 ご存じの方も多いと思いますが、ドイツで発売されていたゲームで、日本版として日本語で発売された数少ないゲームの1つです。
 日本版の発売元はクロノノーツゲームです。
 その背景にはあっという間に品切れした後、GMTのいつもの生産量では追いつかないぐらい需要があったことと、日本でもその需要が非常に高かったことがあると思われます。いや、ちゃんと聞いた訳ではないんですけども(汗)
 ちなみに中身については英語版そのものですので、日本版ってことで特殊カードが全て日本語って訳ではないです。ルールはもちろん日本語ですが。
↑特殊カードが日本語でなくても中学生以上ならゲームとしては問題と思います。

 さて、概要。あ、写真の通り2人用ゲームですよ(汗)
 「バトルライン」は6色、1〜10の通常カードと特殊カードからなります。通常カードを混ぜ、両プレイヤーに8枚ずつ配ります。スタートプレイヤーから場にカードを1枚プレイし、山札から手札を補充します。場は自分と相手の場があります。ありますが、プレイできるのは自分の場だけです。
 自分の場については写真にある通り赤いコマの前にカードを置く場があります。1箇所について3枚までプレイできます。その3枚で役を作ってその相手プレイヤーと対面通しで勝負を行います。
 とりあえず、ポーカーのような役があると思ってもらえると説明しやすいのですが、同じ数字3枚とか、同じ色とか、連番とかです。それらそれぞれについて強さがあって、勝てば間の赤いコマ(フラッグ)を手に入れます。
 フラッグを過半数得るか、3連続で勝ち取ればゲームに勝利します。
 フラッグの手に入れ方に大変特徴があり、「相手が自分の役を上回れないことを証明すれば勝ちと出来る」というとこです。どういうことかといいますと、こちらが1と2と3の赤い色のカードの連番で役を作っていたとします。で、相手が4と6の黄色のカードをそこに対応する列に作っていたとします。
 この時、他の列に黄色の5があれば、相手の役が完成することが「あり得ない」ということになりますので(基本的にプレイされたカードは移動したり、手札に戻ったりしません)、フラッグを手に入れることが出来るのです。
 数字が無いことや役が作れないなど、証明方法は色々あるので、それを考えるのも結構楽しいものでもあります。

 えーとですね、プレイしてみれば一番よく分かるのですが(なんだってそうだという話もありますが(汗))、カードを出すタイミングが大変難しいです。相手はここのラインにどんな役を持ってくるのか? このラインは重要なのか? 等です。
 以前レビューしたことのある「ロストシティ」に比べて、まだ役に対する融通は利くのですが、そこは各ライン相手もいる訳で緩い手はそのまま負けに通じる可能性が高くなります。

 ゲーム自体大体45分程度かかるのですが、毎回がっつり考えさせられ、やることも単純で非常にドイツゲーム色が現れており、考えされることも多く、良くできている傑作です。インストについてもかなりさっくり終わるから不思議です。
 特殊カードがありますが、内容については簡単に理解できるものであり、プレイしてもゲームそのものを買えてしまうようなカードはありません。そのくせ逆転を狙えるようなカードが存在します。
 しかし、その使用についても難しいです。自分がプレイすると、相手が特殊カードをプレイするのを末必要があるのです。さらに手札上限は8枚。プレイに置いてもそれが手札を圧迫し始めます。大変きっつい仕様となっており、まさにハイリスクハイリターンを決めるか決められないかと言ったちょっとした賭けにも出られる楽しさがあります。
 プレイしてみればその辺は強烈に体感できると思います。

 是非プレイしてみてほしい一品です。

 

「プレスト・ピッポ」 Prest Pippo、Selecta、Torsten Marold、Christoph Cantzler作、2-6人、4歳以上、15分

値段テーマ性丁寧さインスト待ち時間再プレイ 青≫良 緑≫微妙 赤≫否

 大人にも大人気な子供ゲームです。もちろん、あんまり有名ではないのですが(矛盾、矛盾(苦笑))
 ちなみにうちは買おうとしてまだ買っていないゲームの1つだったりします。まだ消えて無くなるような(絶版)心配は大丈夫だと思うし……(根拠無し)

 さて、概要…… といいますか、4歳以上のゲームなので素直に簡単です。
 ルールは写真手前の袋から木で出来たパーツっていいますか、台所にあるようなもののミニチュア(よく出来ています)を1つ取り、ボード上にあるウェイターに乗せます。そして、カラーダイスを振り(この辺記憶怪しい)目的地までウェイターを動かします。ちなみにその間ウェイターに乗せたパーツを落としてはなりません。

 えーと、なんていいますか、バランスゲーです(まんま)
 ただ、乗せるのがホーローやらお皿は分かるのですが、フライパンや鍋などちょっとちょっとと思えるようなパーツすら乗せます。どーいうこった(苦笑)
 このゲームの魅力はそのパーツ。子供ゲームのSelectaと言われるぐらい有名な会社(全世界的)が作っておりますのでその辺りは全て踏まえられています。
 フライパンやホーローなんかはそのままおままごとにでも使えるぐらい良い出来です。
 ただ、パーツがちょっと小さいので4〜5歳以上の子供じゃないと食べちゃうかもしれないのでアレですが。

 で、ゲームの方なんですが、結構難しいです。自身がバランスゲームが不得意という話もあるのですが、それよりも他のプレイヤーがゲーマーなのが…… どうして、そう無茶なバランスでパーツを置くのですか(泣) チクショウ、コノヤロー。
 いや、もちろんそうやって大人でも楽しめるゲームとなっているのが大変好みなのですが。
 小さなパーツが好きな方は是非手にとって見られることをオススメします。特に食玩をコレクションしている方に取ってはあまりの魅力に絶句するやも(言い過ぎ)
 子供ゲームと侮るなかれ。

 

「メディチ」 Medici、Amigo/Rio Grande、Reiner Knizia作、3-6人、10歳以上、60分

値段テーマ性丁寧さインスト待ち時間再プレイ 青≫良 緑≫微妙 赤≫否

 競りの王道となってきたゲームですね。
 普通に手に入らないので何とも言えませんけども(汗) いや、Rio Grande版なら手に入れることが……できるのかな?

 さて、知っている人も多いと思いますが、概要をば。
 3ラウンドカードを5枚手に入れる競りを行います。競りにかかるカードは1〜3枚。その枚数は手番プレイヤー次第です。
 で、カードには写真にあるように5色あり、手に入れたカードによってピラミッドの上部へコマを移動させます。
 でもって、トップボーナスやある程度上の方まで行くと、上に行ったボーナス(どういう表現だよ(苦笑)) があります。
 さて、写真にはお金がありませんよね?
 そうです。競りにはスコアトラックをするのです。得点を減らして競りを行うのです。
 さらにカードには数字が書かれており、それの総計が最も多いプレイヤーにも半端無いぐらいのボーナスがあります(前述のボーナスに比べれば4倍とか(苦笑)) ってーことなので、こちらもかなり重要。数字を集めるか、ちゃんとカードを集めるか…… ジレンマですか。

 最初にプレイする場合には非常に相場観が分からず、ゲーマーの度合いが測られる(苦笑)ゲームです。慣れてくるとどうってことは無いのですけども(苦笑)

 あ、説明ほとんど全部説明してしまった(苦笑)
 どの辺がネックかと言いますと、手番時に何枚のカードを競りに賭けるかと言うことでしょう。競りに使うカードは山札から補充するのですが、自分がほしいカードが引けない時、引ける時の対応があり、例えば、自分にとって入らないカードを引いた場合、ある意味3枚引ききってしまう方が良い場合があります。1ラウンド5枚までしか競りのカードを手に入れることが出来ないのでその半分を入らないカード付きで手に入れさせれば、結構なダメージを与えることが出来たり、他の3枚競りに参加させなかったり。
 具体的に香料と麦(ありましたっけ?)がほしい人に香料+その他+麦のカードを取らせ、他の手番に麦、麦、香料とかいうカードを渡さないようにできるとか。うーん、分かりにくいですか(汗)

 実は敷居が高いかもしれないこのゲーム。プレイヤー間で競り値が決まるようなゲームをするには一番良いゲームでは無いかと思います。そう言う意味ではこの手のゲームの入門ゲーム+ヘビーローテーションゲームかも。

 

「カピトール」 Capitol、Schmidt、A.R.Moon, A.Weissblum作、2-4人、10歳以上、60分

値段テーマ性丁寧さインスト待ち時間再プレイ 青≫良 緑≫微妙 赤≫否

 A&Aコンビと言えば一部では既に通じてしまう。そんなAlan R MoonとAron Weisbrumの共作をインパクトづけたゲームの1つです。先に言ってしまうのがアレですが、得点ボード(写真手前)以外は全てイケているゲームです。ゲームきっちり、コンポーネントどっさりですし。パッケージは大分地味ですけども。

 さて、概要をば。
 4ラウンド制の……ハンドマネジメント? 違うなぁ…… 手札枚数に限りのある公開型陣取りゲーム……でいいのか?
 とか言っていると大変分かりにくいので、流れを。
 「カピトール」には3色に塗り分けられたエリアが各色3箇所ずつあり、そのエリアにはマスが5〜7つ描かれています。また、カードとして数字の書かれた石材カード、屋根カード、エリアカードがあります。残りは前述の得点ボードと各プレイヤー色の屋根(2種、数限定あり)、石材(木製キューブ)が大量に(50個ぐらい?) あります。

 カードを種類毎に分け、各プレイヤーに規定枚数配ります。
 手番制で、手番にはカードをプレイしてそのアクションを行います。
1.石材カード…自分のストックに石材を2つ取り、建物を造ります。
2.屋根カード…石材の上に載せ、建物を確定させます。
3.エリアカード…確定した建物をボード上の対応したエリアのマスに置きます。

 ただし、エリアには既に立っている建物+1つ分の高さまでの建物しか建てることが出来ません。
 こうやってプレイを進めていき、全プレイヤーがラウンドから脱落するまで順番に1つずつ置いていきます。
 そして、ラウンドの終了毎に競りを行い、ボーナス源となる噴水タイルや手札補充のシアターなどを競ります。競るために使うものは手持ちに余っているカードを使います。
 つまりラウンドで頑張りすぎるとこの競りには参加できません。
 その後に得点計算があります。エリアトップと2位のプレイヤーに得点が入ります。噴水は配置されたエリアのトップ、2位のプレイヤーに+1点を与えます。

 このようにして4ラウンド行うのですが、他のプレイヤーとの「建物確定のタイミング」、「屋根の形」、「競りへの参加」、エリアに置ききることによってボーナス確定等々始終熱い攻防が見られます。
 特にラウンドから抜ける時、如何に相手を牽制するか、しすぎると競りに負けて振りになる とかいうジレンマが生まれ、キツキツ感を味わえます。
 何はともあれ相手からのプレッシャー、相手へのプレッシャーが大変すごいゲームです。
 屋根に限りがあることも大きな足かせになっています。

 パッケージは大変地味ですが、それとは裏腹に箱の中には大量のコンポーネントと洗練されたルールが入っています。ただ、やはりこういうゲームは実力の差、経験の差が歴然と出てしまうことが多いですので、インストされる方はポイントを説明しながら、プレイでは出来るだけ他のプレイヤーに丁寧にを心がけた方がいいかもしれません。
 こんな辺境ゲームサイトを眺めている生粋のゲーマーには不要だと思いますけど(笑)

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